教育、働き方改革:学校という職場の働き方は変わるか?
文部科学省による勤務時間管理の動画がありました
だりTです。見ていただきありがとうございます(^^)
今日は文部科学省が公式に作成した勤務時間管理の動画を話題にします。
公立学校の校長先生のための、という内容だそうですが、学校において研修に活用することが想定されているとなると、教職員みんなで見る場合もあるかな、と思います。
また、YouTubeにアップされているのだから、教職員に限らず、より多くの人に見て、何を感じたか教えてほしいです。
第1回 「~公立学校の校長先生のための~やさしい!勤務時間管理講座」(「公立学校の教師の勤務時間管理の基本」)
第2回も公開されています↓
第2回 「~公立学校の校長先生のための~やさしい!勤務時間管理講座」(「公立学校の教師の時間外勤務」) - YouTube
全3回の予定らしいです。動画がアップされたらまた改めて記事にしようと思います。
実態として
だりTの実体験から言いますと…
勤務時間の記録をつけ始めたのは最近のこと
自治体による差も大きいと思います。
やっているときは正直、めんどくさいな、くらいにしか思っていませんでした。意識が変わったのはここ数年のことです。もちろん、記録をつけるべきなんでしょうが、学校の先生は現状、残業代が出ませんので、定時に帰ろうが、月60時間残業しようが、お給料は変わらないのが大きいかも。
残業時間が多すぎる先生に対しては、管理職は○○をしてケアしたり、対応しないといけないみたいなことが始まったのも最近のことです。それについてもベテランの先生はむしろ迷惑そうにしてた…というのは印象的でした。どうせ、口頭で何か言われたり、聞き取りされるだけで変えられないし、どうしようもない。むしろ時間がとられるだけ面倒、というあきらめかもしれません。
休憩時間は極めてあいまい
もちろん、休めるときもあります。ですが一日、生徒に合わせて動くのが基本の先生です。勤務時間の決まりの上では、休憩時間ということになっている時間は大体、以下のことをしていました。
- 生徒といっしょに、ときには見守ったり、指示を出したりしながら給食を食べ、給食の片づけをしている。
- 1と同様に、掃除をしている。
- お昼休みなど、生徒にとっても休憩時間中は、校内での事故やけが人の発生を警戒して見回りをしている。体育館やグラウンドにずっといることもある。
その他、基本的には何かあったらやってました。
給特法といわゆる超勤4項目
残業代が出ないのは他の地方公務員よりちょっとだけ給料が高いのと、給特法により、ほんのちょっとだけ特別な調整額が給料に上乗せされているからです。ただ、級特法ができた時代からもう少しで50年経ちます。その間に、残業時間は膨れ上がってきて、業務内容…業務?みたいなことも増えてきました。同時に「やらないわけにはいかないよな…」という同調圧力と義務感や責任感といった、教員の善意で成り立つ体制が強まってきたと感じます。
超勤4項目として
- 校外実習
- 学校行事
- 職員会議
- 非常災害、児童、生徒の指導に対し緊急の場合
省略した書き方ですが、上記のように決まっています。
しかし、この通りにはなかなかいきません。そして、先生が「それでも、がんばらないと!」と働くほど、命令していない。教員が、自発的に、自己責任でサービス残業していることになる、というのが今まででした。
第2回の動画の最後でも言及されていましたが、その辺、これからは少しずつでも変わっていきますように!
過去の関連記事はこちら
教育:いよいよ令和になります。そんな時…
平成の教育を考察すると
だりTです。見ていただきありがとうございます(^^)
平成の教育を総括して、とある記事がありました。
これ、たくさんの人に読んでほしいかも(^^)
書いてあることには、共感できる点が多々、ありました。
平成は、公教育の業界においては厳しい時代だったような気がします。
変化を、なかなか現場が受け入れられない、様々な要因から対応できない、そんな実態にフラストレーションや疲労感ばかりが溜まっていったのではないでしょうか。
ゆとり教育は悪いものじゃなかった
能動的な、主体的な教育の始まりだったはずの新しい教育は、対応できたのは研究機関でもある付属小・中学校や一部の学校くらいで、現場の多くは人、ものや金、ノウハウの点で困ってしまった。学校教育が思っていたように機能しなかった世代は、「ゆとり世代」ということで揶揄されることになりました。やろうとしたことは素晴らしいことだったはずなのですが…。
「ゆとり世代」という言葉、最近ようやく、あんまり聞かなくなったかも。
令和という時代は、願わくば
学校の先生が生徒の成長や進歩に喜び、感動や成功体験を生徒と共有していける、魅力的な仕事であり続けてほしいです。そんな変わらないでほしい部分を残していくためには、考え方や先生という仕事の在り方を変えていくべきではないかと思います。
何より、生徒と先生との関係の在り方を変えていかないといけない。
子どもと大人のパートナーシップの時代
令和はそんな時代へ。だりTも同じ気持ちです!
新訳!?中学校の先生 ~はじめに~
ごあいさつ
はじめまして! だりTといいます。
つい先日までN県で中学校の先生でした。
N県て、数えるほどしかないですね(^^;)
正規の教員として8年、講師含めて10年でした。
このカテゴリでは、2019年現在、働き方改革が話題になる中、
だりTが経験した中学校教育現場のエピソードを書いていきます。
例えば、
一人でも多くの方に見ていただけるとうれしいです!
これからの教育現場が変わっていきますように
これからの教育現場が、
学校に通う生徒にとっても、生徒と接する大人にとっても
もっと幸せな環境になってくれるように!
そんな願いを込めて、書いていきます。
教育現場というのは、
端から言われてるほど、悪いもんじゃないよ!
…だりTは一度、身を退きましたが。また戻る日が来るかも(^^)
でも、
見てると、やっぱり変なところいっぱいあるよ!
そんなお話です。