脱!公務員(学校の先生)だりのブログ

学校の先生辞めました!教育や働き方、他色々を発信していくブログです。

体罰に関する元教員なりの考察

ブログ再開!

だりTです。ブログを見ていただきありがとうございます!

GW後、休みが長くなりすぎました…(^^;)

学校教員がなぜ体罰をするのか、元教員が考察してみる

mainichi.jp

体罰案件は日々たくさんあるでしょうが、「体罰」でグーグル検索したら部活動の体罰が多いですね…。決して部活動に限った話ではないのですが。

毎日新聞なのはたまたまです(^^) グーグル検索の上の方にありました。

教員がなぜ体罰してしまうのか、元教員のだりTの結論は、ずばり!

  1. 奥さんにもDVの傾向があるとか、元々本質的に乱暴で気性難。
  2. 仕事をしているうちにストレスでタガがはずれる。後ですごく後悔する。
  3. 自分の経験上されてきた、ベテランがやっていたことをトレースするとそういうやり方になる。今どきは体罰、暴言とニュースになる。もう後の祭り。

です!わかりやすいかと思います。

1はそもそも論外ですが、運動部の顧問なんかやっているとなおさら勘違いして、このやり方が正しいんだ!!となりがちです。だって生徒言うこと聞くし、なまじ結果がでてしまったりするし…。教員を続けるほど、なんかおかしな方向に勘違いしてしまう。

2は誤解を恐れず言えば、気持ちはわかります。だめなものはだめですが。生徒や保護者は言いたい放題、すごく失礼なことをいってくる人もいるし、職場の同僚との関係も問題がある場合など、精神的に実は参っている人は少なくありません。だりTも運動部顧問だったとき、特定の保護者との関係がこじれてしまったことがありました。用事があったので休日の部活を休みにして3連休をとったところ、すげえボロクソ言われました。

教員だって休むよ。人間だもの。それに祝日だし。

なんか人権や人間性の否定までされた覚えがありますし…。こちらにも落ち度はありますが、言っていいことと悪いことあるでしょ。ご本人なりの子どもの部活動への使命感か義務感か知りませんが、教員相手には何言ってもいいと勘違いしてるんじゃないかという親もいます。しかも、そういう親って本質的には、自分の子どもとしっかり繋がれてなかったりする。なので、こちらも話半分で聞く。

すいません脱線しました(^^;)

3が本題です

 3が個人的に一番じゃないかと思っているものであり、本題です。教員は競技経験があってもなくても、部活動顧問になる可能性があります。仮に競技経験があっても指導者としての経験は、また別物です。

部活動の研修なんて基本的にありません。もちろん勉強はします。顧問になると審判もする場合があるし、その競技の○○協会みたいなものに入ることになるので、個人的に勉強したり、何かの機会のついでに集まって、自主研修を行ったりします。

ただ、最も影響を受けるのが、結果を出していたり、顧問の経験が長いベテランの先生はどのようにやっているのか。また、自分が学生時代に教員にどのように接してもらったか。部活動に所属していたら、顧問にどのように指導されたか。

 身近に、または自分の中にわかりやすいケースモデルがある(というか新米にはそれしかない)ので、それを真似するわけです。少し前までは、平手打ちや「罰」として何かを強いることも、罵声を浴びせられることも当たり前のようにありました。その先生なりに今どきへの最適化は図るけど、何かの拍子に抑えていたものが噴き出してくると…!そして、その結果、子どもの統率が取れているように見えたり、何かしら結果が出て「ああ、これでいいんだ」となってしまうと…。子どもは、実はそういうこと(体罰)はあまり言わなかったりするので、それを生徒との信頼関係ができている、「私の気持ちは生徒に伝わっているはず」とか本人に都合よく解釈してしまうと…。

教員がそう思いたいだけなんですけどね。体罰や暴言が子どもの生命に関わる、決定的なことにつながった案件は、なおさら勘違いだったということなんですよね。

先生は怖~い(厳しくしてるつもり。でも違う)ようにしてると、大半の子供は“そのときは”思い通りになるので勘違いしていき、一方で、今の日本の先生の在り方だと、生徒とその親も、先生に対して勘違いして、なんかおかしいのが混じるようになる。

最後に、我が子に対して決定的な過ちを犯す親もいるようなので、ついでに貼りました↓

www.asahi.com