脱!公務員(学校の先生)だりのブログ

学校の先生辞めました!教育や働き方、他色々を発信していくブログです。

教育:教員免許の更新はなくてもよい?

だりTです。こんばんは!

ブログを見ていただきありがとうございます(^^)

今回は、教員免許のお話。だりTも現役ではないですが、更新だけはしておこうと思っています。手続きを進める中、色々と思い出しまして…。

教員免許は10年おきに更新する

過去記事で、教員免許がなくても実務経験と十分な専門性があれば、教員になれる場合があるということを書きました。でも基本的には大学に行き、教員免許を取得した後、教員採用試験を受けるのが一般的です。

旧免許状と新免許状という括りがあるのですが、2019年現在、10年おきに更新講習を受けなくてはいけないのは共通です。仮に受けなくても、いわゆる休眠状態になるだけで失効はしませんが、教員として働こう!と思った時には、更新講習を受け、有効な免許を持っている必要があります。

臨時免許をばら撒く現状なら、更新制度はいらないのでは

昨今は、教員になりたがる人が減っています。現場で人手が確保できず、授業ができなかったなどニュースになった事例も多く存在します。

地域において、働いてくれる人材を見つけられない。退職した元教員など、アテがあっても教員免許が有効な状態ではない。どう解決するかというと臨時免許を発行して、現場で働けるようにするわけです。

人手を確保するためには仕方がないのかもしれません。ただ、免許更新をする先生は毎回、先生であり続けるために決して安くない金額(30000円くらい)を自費で払い、時間をかけて講習を受けます。なんだか不公平感というか…免許更新制がネックなら見直せばいいんじゃないのか、それ以前に先生になりたい!と熱意ある人たちが入ってきてくれる仕事になるよう環境整備していくべきじゃないのかと。やりがい搾取という言葉もありますが…一昔前から教員に求められるハードルも、教員で在り続けるハードルも上がった気がするけど、魅力ある職業ではないし、真っ当に免許更新するとなんだか損に感じてしまう現状があると思うのです。

教員採用の在り方も見直していくべきでは

免許更新制を再検討する、職場環境を見直していく、加えて教員採用の在り方も見直すべき時期なのかもしれません。

年一回の公立学校教員採用試験は、受験するにあたり年齢制限がほぼないと言えます。2020年度採用の場合は昭和35年以降の生まれ、つまり59歳以下なら受験できます。

教員免許を取得しているか、教員ができる実務経験や専門性があると判断される人に対して随時、面接等の選考を経て、正規の教員として採用する。給料が安い講師については、常勤講師と呼ばれている人たちも含め、Wワーク等が前提で柔軟な働き方をできるように、もっと働き方を選べるようにしていく。現実的ではないかもしれませんが、そんな大改革が求められているのではないでしょうか。